- 元オンカジ中の人が、カジノの仕組みからイカサマできない理由を解説
- 確率の罠「収束」は派手に上下する
- 逆にプレイヤー側ができるイカサマまで伝授
「〇〇カジノだけ全然勝てない!」「連休は回収モードに入ってる!」「確実に勝てる必勝法を売っている人がいたけど本物?」SNSではそんな声がチラホラ。
私も、バカラで20連敗してクレームをもらった時は、「これはイカサマを疑われても仕方ないかも・・・」と思いました。
信頼できるカジノライセンスなので安心安全!って他のサイトは都合のいいこと書いてるけど、実際ライセンスは何をしているの?
そんなアナタにこの記事では、元オンラインカジノ中の人が、カジノの仕組みを詳細に、実名で公開。
イカサマ対策法や、ポーカープレイヤーは肌で理解している操作のない確率の「収束」、逆に中の人だから分かるプレイヤー側が行えるイカサマまで解説します!
この記事を読めば、「オンラインカジノの仕組み」が全て分かり、適当な嘘に騙されなくなりますよ!
私は初心者を騙すような人が大嫌いなので、誠実に事実のみを記しています。悪質な攻略法を販売したりしませんので、安心して読みすすめてくださいね!
目次(タップでジャンプ)
「カジノライセンス、ゲームプロバイダー、第三者機関、決済代行業者」とオンカジの関係
オンラインカジノ側ができるイカサマは「出金しないこと」だけで、ゲーム結果の操作はできません。
それを解説するために、次の章から「カジノライセンス、ゲームプロバイダー、第三者機関、決済代行業者」のそれぞれの役割と、オンラインカジノとの関係を詳しく説明します。
上の図で、どこがどこに干渉しているのか見てもらえると、理解しやすいですよ!
カジノライセンスは国家機関、仕事は不正調査ではなく法の執行
カジノライセンスは、国が発行するネットギャンブルの営業許可証で、正式名称はオンラインゲーミングライセンスといいます。
オンラインカジノを営業するには、国へ営業許可の届け出が必要になり、審査を通過しなくてはいけません。
カジノライセンス発行国は、租税回避地のようなところにありますね。
キュラソーライセンスはいくつか種類がありますが、全て政府が正式に発行しているものです。
よく「信頼できるライセンスなので安心」などと謳われてますが、実際何をしているかというと、ネットギャンブル営業許可の発行と、法の執行です。
国家機関なので、ライセンス発行国の法律に基づき、国際ギャンブル法の適用が仕事。いわゆる行政機関です。
例えば、オンラインカジノには、自己規制の機能がありますが、これはライセンス発行元がギャンブル依存症対策を義務としているからです。
また、RTP(還元率)の公開も義務としているので、スロットや生放送のゲーム(ライブカジノ)などもRTP(還元率)が表記され、その数字が正確かめちゃくちゃ厳しい審査があります。
スロットゲームを作っているのは、後で出てくるゲームプロバイダーなんですが、ゲームプロバイダーは、あらゆる環境、端末で数京回の試行をし、RTP(還元率)の正しさを証明しなくてはなりません。
このように、ゲームの公平性を担保し、使用許可を出すのがライセンス発行元の仕事です。不正調査は後で出てくる第三者機関とのやり取りがメインで、ライセンス側が直接オンラインカジノと関わることはありません。
カジノライセンスの確認場所
オンラインカジノのサイトトップページ一番下にライセンスの表記があります。ここをクリックするとライセンス番号が表示されます。
ライセンス番号が記載されていないカジノは違法なので注意してください!
【イカサマ対策法】本当にイカサマされたらカジノライセンスに訴えるべき
オンラインカジノができるイカサマは、「出金しないこと」だけと言いましたが、実際に出金を止められたらどうすればいいのか。
もし出金を止められたら、カジノライセンスに直接訴えるのが最も効果的です!
日本人向けではない、海外の閉鎖予定のオンラインカジノで5000万円以上の当たりが出たんです。
さすがに閉鎖直前にこの当たり方はカジノ側にも同情するんですが、このユーザーさんは、カジノが勝利金を払う気がないことを察すると迅速に動きました。
まず、オンカジ系の有名インフルエンサーに報告。SNSで拡散し、カジノライセンス発行元に証拠付きで細かくカジノとのやり取りを提出しました。
これにライセンス側は激怒!
「系列のオンラインカジノ全てからライセンスを剥奪し、罰金刑を課され、二度とカジノ業界にツラを見せない」か、「ユーザーにきちんと勝利金を支払う」か、選べ!と迫ります。
相手は法執行機関ですから、ついにカジノ側は折れ、きちんとユーザーに勝利金を払いました。
ゲームプロバイダーの仕事はゲームの開発と提供
ここからは、ゲームプロバイダーとオンラインカジノの関係を解説します。
ゲームプロバイダーは、ゲーム開発をしたり、スロットや生放送のゲーム(ライブカジノ)をオンラインカジノに提供しているソフトウェア会社です。
日本の会社も結構参戦していて、例えば人気のスロット、ハワイアンドリームは日本のゲームプロバイダー、Golden Hero(ゴールデンヒーロー)社により提供されています。
全てのゲームを管理しているのはゲームプロバイダーで、カジノサイトは提供されるゲームを仲介しているだけで、生放送のゲーム(ライブカジノ)は、同じゲームプロバイダーならどこのカジノサイトでも同じ映像が中継され、ゲーム結果も同じです。
ゲームプロバイダーとカジノの関係は、他の機関と比べて頻繁に連絡があります。
ゲームエラーが発生した時や、メンテナンス、新ゲームが出た時、ディーラーさんがストライキを起こして今日はライブカジノが開けません!という連絡が届いたこともあります。
ゲームエラーについては、よくある質問のゲームエラーの問い合わせで詳しく解説しています!
カジノライセンスの項目でも言いましたが、新スロット開発は、あらゆる環境、端末で数京回の試行をし、RTP(還元率)の正しさをカジノライセンス発行元に証明しなくてはなりません。
私は、ゲーム開発は詳しくありませんが、僅かなブレも許されず凄く大変と聞いてます。
スロット開発は本当に大変なようで、アナタがクソ台といっているしょぼいスロットも、数百万から数千万の開発費がかかっているそうですよ。
ゲームプロバイダーとカジノは利害が一致しない
カジノサイトは、ゲームプロバイダーにプレイ回数に応じてゲーム利用料として固定報酬を支払っています。1ゲームいくらという感じです。ディーラーさんへのお給料ですね。
なのでゲームプロバイダー側は、プレイヤーが勝っても負けても利益は変わりませんし、むしろプレイヤーが勝ち続けてくれた方がプレイ回数が増えて利益が増えます。
カジノサイト側と、ゲームプロバイダー側では、利害が一致しません。これが、ゲームプロバイダーがイカサマしない理由の一つです。
第三者機関の仕事はゲームの監視、RNGとSSLの提供
ここからは、第三者機関とオンラインカジノの関係を解説します。
第三者機関とは、オンラインカジノからも、カジノライセンス発行元からも独立した、第三者の公平な立場から審査する監査機関。
次の章で解説する、RNG(乱数発生器)、SSL(通信暗号化)を提供しています。
オンラインカジノ側は、第三者機関とは少なくともサポートレベルでは関わりがありません。第三者機関の仕事は、ゲームプロバイダーに対する監視がメインです。
RNG(乱数発生器)は完全ランダムに抽選してプレイヤーの当たり外れを決定する技術
第三者機関が提供するRNG(乱数発生器)とは、無作為の番号を生成し、完全ランダムに抽選して、プレイヤーの当たり外れを決定する技術です。スロット、テーブルゲームに使用されます。
仮にカジノがスロットを操作できるとしても、このRNG(乱数発生器)に弾かれます。第三者機関は、このRNG(乱数発生器)の数字を監視しています。
第三者機関側のRNG(乱数発生器)と、ライセンス側の正確なRTP(還元率)チェックが、二重に公平なゲームを保証しているんです。
SSLは顧客情報の流出を防止する通信暗号化技術
このサイト、ギャンブル豆知識にも上のURLのところに鍵マークが付いていますが、これがSSL(Secure Socket Layer)と呼ばれる通信暗号化技術です。
現在ではSSLを採用していないウェブサイトの方が珍しいですが、SSL暗号化されていないサイトでは悪意あるハッカーにより通信を傍受され個人情報が盗まれる可能性があります。
第三者機関は、256ビットのSSLの提供と監査も行い、プレイヤーの個人情報の管理体制をチェックしています。
これらの技術提供に加えて、「常に公平なゲームを提供しているか」「勝利金が支払われているか」の監査を「オンラインカジノ、ゲームプロバイダー、決済代行業者」に対して行っています。
イカサマ対策として、「本当にイカサマされたらカジノライセンスに訴えるべき」と言いましたが、第三者機関にも訴えられます。
ただ、法の鉄槌を下せるのはライセンス発行元なので、そちらに直接訴えた方が早いですね。
決済代行業者の仕事はカジノへの入出金を代行するネット銀行
ここからは、決済代行業者とオンラインカジノの関係を解説します。
決済代行業者は、カジノへの入出金も行う送金サービスを提供するネット銀行です。
カジノだけではなく、海外の他のサービスや通販への入金サービスを行っていたりするところも多いですね。
- ecoPayz(エコペイズ)
- iWallet(アイウォレット)
- 仮想通貨取引所(ビットコイン取引所など)
- クレジットカード各社
決済代行業者側とオンラインカジノとの関係は、入出金の際にカジノとやり取りがあります。入金や出金でエラーが起きた時は、密に連絡を取り、解決に動きます。
基本的に決済代行業者の中の人は外国人なので、いわゆる海外クオリティで頻発するミスのフォローをカジノ側が行っています。
たまにカジノと一体化している決済代行業者がいたりしますが決済代行業者はオンラインカジノのゲームなどに一切関係がありません。
オンラインカジノがイカサマしようと思うと、これらの監視をくぐらなければならず、ゲームを提供しているのは、ゲームプロバイダーでカジノ側はゲーム内容に干渉できないことが分かってもらえたかと思います。
カジノ側ができるイカサマは「出金を止めること」だけです。
操作のない確率の「収束」は勝ち負けの差が縮まることではない
ここまでオンラインカジノの仕組みを詳細に、イカサマできない理由としてお話ししてきました。
それでも納得できない方のために、野生の確率について解説します。
この話はポーカー界では有名で、知らなくても肌で理解できるポーカープレイヤーが多いと思います。
私たちで100回勝負してみました!
ひどい偏りですね。こんなのおかしい!絶対イカサマです!確率が収束するまで続けてみましょう。
偏りがなくなってきました。
しかし、勝ち数と負け数を比較してみてください。勝ち負けの差は勝率が偏っていた時に比べて、縮まるどころか899勝も離されています。
これは有名な数字のマジックで、野生の確率の「収束」は勝ち負けの回数が同じくらいになる、という意味では決してなく差は離れる一方です。
実は、勝ち負けが同数に落ち着く確率のほうがずっと低くて、操作のない、野生の確率というものは、むしろ差が出まくるのが自然。
逆に言えば、1000回勝ち越しているふづきも、この程度の勝ち越しは誤差の範囲ということになります。
それでも、ユーザーには納得感がないので、キャッシュバック系の、負けた時の保険型ボーナスを提供しているんですよ。
オンラインカジノの勝ち方は宝くじに似ている
では、オンラインカジノで勝っている人はどういう人なのか。
それはズバリ、運100%で大当たりした人です。もちろん堅実派で勝っている人もいましたが。
オンラインカジノの中のペイアウトは、雑に言ってしまうと「99人の人が1万円負けて1人の人が97万円勝つ」みたいな感じになります。毎月、数千万円の大当たりが出ます。
つまり宝くじのような感じなんですね。ですが、宝くじのRTP(還元率)は45%前後ですので、オンラインカジノのRTP(還元率)が97%前後というのは、宝くじよりずっと良心的にできています。
オンラインカジノはたった数百万円のためにイカサマするメリットがない
オンラインカジノの仕組みも、確率の話も信じない方のために、冷たい話をしますね。
今までの話を全て無視してイカサマができるとしても、オンラインカジノはアナタ一人を見ている時間はないんです!サポートやばいくらい忙しいんです!
オンラインカジノは、カジノの規模や時間帯にもよりますが、数百人から数千人が同時にプレイしています。その一人ひとりのプレイを追いかけていたら、人件費がとんでもないことになります。
仮にイカサマができるとしても、数千万円単位でお金を動かす超VIPなお客様以外でやるメリットがないんですね。
しかも、第三者機関や、カジノライセンスなど敵はいっぱいいます。イカサマがバレたら、カジノライセンス剥奪、約3千万円の罰金刑。
はたして、そこまでのリスクを冒してアナタのベットを操作するメリットが本当にありますか?私はないと思いますし、実際にありません。
【悪用厳禁】プレイヤー側ができるイカサマ4選!
ここからは、逆にプレイヤー側ができるイカサマを紹介!
元オンカジ中の人だから分かる、本当にある不正を特別に伝授します。
くれぐれも悪用厳禁、どうなっても一切責任は取れませんし、資金は全額没収されます。あくまで、知識の一つとしてご活用ください。
オポジットベット(両張り)でリベートボーナス獲得
本来意味のない賭け方ですが、リベート系のボーナス(トータルのベット総額の数%がキャッシュバックするボーナス、主にヘビーユーザー向け)と組み合わせ1/2の両方に賭け続けることで、ベット総額だけをカウントでき、簡単に満額ボーナスを達成できます。
ゲームプロバイダーの章で、生放送のゲーム(ライブカジノ)は、同じゲームプロバイダーならどこのカジノサイトでも同じ映像が中継され、ゲーム結果も同じ、と言いましたが、ゲーム結果が同じであることを利用し、複数カジノからバカラなどにオポジットベットする人がいます。
もちろん規約違反ですが、2つのカジノを介して2つのアカウントで行うことで、一つのカジノサイトでは片方にしかベットしていないので、カジノ側からは分からないという寸法です。
ですが、ゲームプロバイダーには完全にバレています。
オポジットベットはほぼ全てのカジノで一発アカウント凍結です。絶対にやらないでください。
クレジットカードのチャージバック
これは、イカサマどころか普通に犯罪なので絶対にやめてください。チャージバックとは、本来はクレジットカードが不正利用された場合などに、クレジットカード会社が送金を取り消してカード利用者に返金する仕組みです。
クレジットカード入金は、その場でオンラインカジノに資金の移動が起きているわけではなく、借金状態になっています。そして、クレジットカード利用者は送金に心当たりがない場合、クレジットカード会社に異議申し立てができます。
チャージバックが発生すると、クレジットカード会社から、オンラインカジノに「この人は使っていないって言ってますが本当ですか?」という問い合わせが届きます。
カジノは実際にお金の使用があったプレイ履歴を送って証明しなくてはいけなくて、本当にめんどくさいことになります。絶対にやめましょう。
分離型(保険型)ボーナスの先使用
これは、カジノによっては許されています。コニベットなんかは、そもそも最初からボーナスの先使用ができます。
やり方は、まず、分離型(保険型)ボーナスのサイトを選びます。
ボーナスの種類については、オンカジのよくある質問のボーナスって何?どうすれば現金化できる?で詳しく解説しています!
分離型(保険型)ボーナスは、現金を使い切って初めてボーナスが使用できるようになる、負けた時の保険型です。ですが、この分離型ボーナスを現金がまだある時に使う方法があります。
- テーブルゲームのバカラやブラックジャックなどで現金を全額賭ける
- 現金は賭けたままで手持ちにない状態になり、そのまま結果を押さず、別ページで開いたスロットなどでボーナスを消化
- ボーナスを使い切るか現金化を達成したら、テーブルゲームに戻りゲーム結果を反映
生放送のライブカジノと違い、テーブルゲームは、結果を押すまで賭けた状態で動きません。それを利用し、現金を一時的にテーブルゲームに賭けた状態で、ボーナスしか手持ちにない状態にでき、その間にボーナス消化ができます。
書いてしまいましたが、くれぐれも知識だけにとどめて、悪用厳禁でお願いします。これを規約違反とするカジノでは、アカウント凍結対象です。
麻雀やポーカーのコンビ打ち
これは、同じオンラインギャンブルのポーカーや麻雀で行われるものです。
ミスター麻雀の小島武夫さんは、自身のイカサマ麻雀講座で、「コンビ打ちをやられたら手も足も出ない。亀の子と一緒になっちゃう」と語っています。
ですがご安心ください。今のAIは凄いもので、コンビ打ちを検出できるんですね。
詳細はお伝えできませんが、本当にすぐにバレます。間違ってもやろうと思わないことです。
コンビ打ちをするとアカウント凍結と共に、「不服があるなら、カジノライセンス発行国で訴訟を起こしてください。法廷であいましょう(意訳)」という連絡が返ってきます。
【まとめ】オンラインカジノは楽しむもの
オンラインカジノがイカサマできない理由について、逆にプレイヤー側でできるイカサマについても詳しく語ってきましたが、アナタのイカサマの疑いは晴れましたか?
何だか「負けてるのはお前の運がないだけ」と突きつけられているようで、不快だった方もいるかもしれません。
ですが私は、正しいことを伝えることがオンラインカジノ業界の健全化に繋がり、クソみたいな必勝法に騙される初心者さんが一人でも減れば、というポリシーでやっています。
適当な情報は垂れ流しませんので、そこは信用してもらえたら嬉しいです。
最近のオンラインカジノは、厳しい規制と悪いイメージの中で「少しでも面白いと思ってもらえるゲームを作ろう!」という気概を感じるものが増えてきています。
ゲームを楽しんでいる人にこそ勝利の女神が微笑むもので、色んなゲームを無理のない範囲で楽しんで貰えたらと思います。
ギャン豆は、挑戦するアナタの勝利をお祈りしています!グッドラック!